馬と触れ合う際に注意すべき3つのこと
馬は大型動物ですので犬や猫と戯れる場合以上に注意すべき事があります。
一つ、馬の正面と真後ろには立つな
正面に立っていると、馬がびっくりしたり興味惹かれるものを見つけて突然動き出した場合に轢かれてしまいます。
また、馬の視野は350度と言われていて、正面を向いている場合は唯一真後ろだけが見えません。ですので、馬の防衛本能として見えない所にいるものを蹴るというのがあります。どんなに人に慣れていてほとんど蹴らない馬でもその本能は必ず備わっているので、絶対に馬の正面と後ろには立ってはいけません。
二つ、フラッシュを焚くな
馬だけでなく、ほかの動物もヒトより視力が良いと言われている動物は沢山います。
特に馬は、夜に明かりのない場所で走り回れるんだとか。
それだけ目がいい動物達にとって、カメラのフラッシュは彼らの視力を奪う事もあるわけです。人間だって眩しくてつい目を閉じてしまいますよね。
それだけでなく、フラッシュは馬がびっくりして飛び跳ねたり走り出したりするきっかけになり得ます。
ですから、馬の写真を撮る際にフラッシュを焚いてはいけません。
シャッター音もoffにしておくとより良いですね。
三つ、常に避けられる体勢で
馬は生き物ですので、じっとしているかと思えば急に動き出したりします。
馬の首振りに巻き込まれれば大人でも体勢を崩しますし、子供なら軽く飛ばされることもあるかもしれません。
また、馬の足の先には硬い蹄がある上に、馬の体重は競走馬で500kg前後、宮古馬は250-300kg。踏まれただけで骨が折れます。
ですから、馬が顔を動かす時や歩き出す時などに怪我を負わないようにこちらが注意をする必要があるわけです。
馬の近くに寄る際にはいざという時に動ける体勢でいてください。
馬に会ったり触ったり乗ったりする機会がこれからあると思います。
その時にはこの3ヶ条を思い出して、人馬共に気持ち良く、お互い怪我なく触れ合えると嬉しく思います。