【宮古馬の特徴】宮古馬と競走馬を比べてみた!

 

「馬」と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、競走馬だと思いますが、

同じ馬でも宮古は競走馬とは大きく違っています。


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1. 体高

体高とは、足の先から肩のてっぺん(き甲)までの高さの事で、人間でいう身長のようなものです。

 

競走馬は、150~160cm

宮古馬は、120cm前後

となり、

宮古馬はポニーに分類されます。

 

(ポニーとは、体高が147cm以下の馬の総称です。宮古馬以外の日本在来馬も全てポニーです。)

 

宮古馬結構小さめだということが分かります

 

 

2. 毛色

競走馬の中には、

鹿毛、栗毛、青毛芦毛など、多くの毛色があり、顔などに白斑のある個体も多くいますが

宮古馬には、鹿毛と栗毛しかなく、また、白斑もありません。

 

なので、競走馬と比べると個体識別も少々難しくなります。

 

今では鹿毛と栗毛のみとなっている宮古馬ですが、

過去には白い毛の個体もいたと言われています。

 

 

3. 性格

競走馬には、神経質な子が多いイメージですが

宮古馬には、穏やかで人懐っこく、好奇心旺盛な子が多いです。 

落ち着いてるという印象を受けます。

 

 

4. 血統

競走馬は、速く走れるように改良に改良を重ね現在の形になっています。サラブレッド、アラブ等いくつか種類があるのがごちゃ混ぜになっているイメージです。

 

一方で、宮古馬は「宮古馬」と認められた個体同士で交配し、繁殖します。

 

 

5. その他

1~4の他には、

宮古馬は体格の割に頭が大きい、蹄が硬くて丈夫、粗食に耐える、などの特徴があります。

 

 

 

宮古馬と競走馬では、同じ馬であるにも関わらず、外見だけでなく中身も違うという事が分かって頂けたでしょうか。